2022.1.3〜1.5 #金山発金山行き
JRで「(根室本線)金山発(中央本線)金山行き」の乗車券を買って旅するだけです。が、実際に旅行するとかなり大変です。
←(根)金山→(中)金山の乗車券
基礎知識
根室本線の金山駅は、北海道の南富良野町にあります(※2024年3月31日の営業をもって廃止)。北海道の地図の中央付近にあります。市街地からはかなり離れた山の中にあり、1日あたりの乗車人員が4人程度という駅です。
一方で中央本線の金山駅は、名古屋市にあります。中央本線のみではなく東海道本線も乗り入れています[1]。名古屋市の都心の一角をなしており、またJR線以外に名古屋鉄道と地下鉄も乗り入れていることから非常に利用客が多いです。根室本線の金山駅とは対照的です。
←(根)金山駅
←(中)金山駅
詳細
- 乗車券の解説
- この経路の乗車券を買うことについての補足や、利用した特急券の補足です。
- 1月3日
- 移動経路:札幌→富良野
- この日は「金山発金山行き」の乗車券は使っておらず、翌朝に(根)金山駅から動けるよう富良野駅まで移動するところまででした。
- 大雪で、岩見沢駅で4時間の足止めを食らいました。
- 1月4日
- 移動経路:富良野→(根)金山→滝川→札幌→新函館北斗→大宮→南浦和
- 大部分の移動がこの日でした。
- 大雪でスケジュールがいろいろ狂いました。乗車券は岩見沢→沼ノ端を室蘭本線経由にしていましたが運転見合わせだったため、札幌に迂回しました。
- 新函館北斗→大宮は新幹線が満席で、立席特急券になりました。
- 1月5日
- 移動経路:南浦和→池袋(この間散策)→東京→名古屋
- 東京で見たいものがあったため、特例を利用して寄り道しました。このため名古屋着は夜になりました。
- 乗車券の有効期限に余裕があったため、残る経路は後日に回すことに。
- 1月8日
- 移動経路:名古屋→岐阜→美濃太田→多治見→(中)金山
- 3時間半ほどかけて(美濃太田駅周辺の散策を含む)、乗車券の残った経路を乗りつくしました。
乗車券の経路
今回購入した乗車券の経路はこの通りでした(新函館北斗→大宮と東京→名古屋は新幹線に乗っただけなので省略)。重要なのは1回目の(中)金山駅到着で経路が終わっておらず、その後ろに「(中)金山→岐阜→美濃太田→多治見→(中)金山」と経路を付け足しているところです。こうしないと乗車券の発行経路が「(根)金山→名古屋市内」となり、金山発金山行きにできないのです。詳細は乗車券の解説編で説明します。
また前述「1月4日」の通り、岩見沢→沼ノ端間でこの経路通りの乗車ができませんでした。
- [1]名古屋の金山駅は、もともと中央本線の駅のみあって東海道本線の駅は後で設置されたという経緯もあり、乗車券の券面上は中央本線の駅ということで「(中)金山」表記となる