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2022.1.3〜1.5 #金山発金山行き/乗車券の解説

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乗車券の解説(いまここ) 1月3日 1月4日 1月5日 1月8日


おことわり(2024.4.7追記)

乗車券のルール関連の記述においては、北陸新幹線の金沢〜敦賀開業(2024.3.16)、(根)金山駅の廃止(2024.4.1)は反映しません。当時の情報としてご覧ください。

経路

今回購入した乗車券の経路のうち、北海道内・東京エリア・名古屋エリアを図にしてあります。赤線が乗車券の経路ですが、点線の区間が実際には乗車していない経路、青線の経路が実際に乗車した経路です。また緑線は「(根)金山→(中)金山」の乗車券とは別に乗車券等を購入して移動した経路です。

移動経路:(根)金山→新函館北斗。迂回は岩見沢→沼ノ端が運休していたため←移動経路:(根)金山→新函館北斗。迂回は岩見沢→沼ノ端が運休していたため

移動経路:大宮→東京←移動経路:大宮→東京

移動経路:名古屋→(中)金山←移動経路:名古屋→(中)金山

利用した特急券

(根)金山→(中)金山の区間で利用した特急券は以下の通りです。

  • 1月4日 滝川→札幌【自由席特急券:¥1,150】
  • 1月4日 札幌→新函館北斗【指定席特急券:¥1,580(乗継割引)】
  • 1月4日 新函館北斗→大宮【立席特急券:¥10,060】
  • 1月5日 東京→名古屋【自由席特急券:¥4,180】

札幌→新函館北斗は、乗り継ぐ新幹線と同時に特急券を買うことによる割引で半額になりました。

(根)金山→(中)金山の乗車券19,470円と合わせると、36,440円でした(寄り道経路の運賃は含まない)。

このほか、1月3日の札幌から(根)金山駅に向かう道中では、札幌→旭川の自由席特急券(¥1,830)を買っていました。ただし2時間を超える遅れになったため、特急券の規定上払い戻しになりました。

関連するJRの乗車券のルール

  「●●市内」駅の特例

特定都区市内 - Wikipedia

JRが指定する市の市内にある駅(一部例外あり)を発着とする乗車券は、200kmを超える場合、その市内発着の乗車券として発売されます(運賃もその中心となる駅までのもので計算)。(中)金山駅は「名古屋市内」駅に含まれるため、明らかに200kmを超える(根)金山駅からの乗車券を普通に発券すると、「(根)金山駅→名古屋市内」となるのです。

しかし、「●●市内」駅で発券できない場合もあるため、それを活用しました。その例外が、「当該市内に入ってから出て、また入り直す場合」というものです。これを実現するために、東京→(中)金山→岐阜→美濃太田→多治見→(中)金山 という経路を採用しています。

  JRの乗車券が片道1枚で買える条件

JRの乗車券が片道1枚で買える条件は、経路中に同じ駅を2度通らないことです。ただし同じ駅を2度通ってちょうど終わりとなる乗車券は購入できます。(中)金山駅は東海道本線と中央本線の接続駅ですが、この条件のため、(中)金山駅で終了となるこの経路は片道1枚となるのです。

なお今回の旅程では、東京駅→名古屋駅は実際には東海道新幹線に乗っていて(中)金山駅は通過しますが、乗車券上は(中)金山駅を通るものとみなされる(次項で説明)ことにはご注意ください。

  新幹線の特例

新幹線を含む乗車券においては、一部例外を除き、並行するJR線がある場合はそちらの経路とみなして計算します。この条件は上記の「JRの乗車券が片道1枚で買える条件」にも影響します。

この例外となる区間がいくつか定められていますが(運賃計算の特例:JR東日本)、これらは「新幹線の駅であって、在来線と接続しないか、在来線と接続していても並行するJR線とは別の路線である」駅を挟むようになっており、その新幹線駅を利用する乗客が隣接する新幹線の2駅どちらでも、その並行する在来線を利用できるようにするためという意義があるものと思われます(例えば名古屋〜米原にはこの特例があるが、この場合は途中に新幹線単独駅の岐阜羽島駅がある。岐阜羽島駅から新幹線経由で「名古屋〜米原間の在来線の途中駅」へ移動したい場合にこの特例がないと、乗車券が必ず新幹線との乗換駅で打ち切りになってしまう)。

  余談:(中)金山→(根)金山の乗車券はかなり面倒

「JRの乗車券が片道1枚で買える条件」で示した通り、同じ駅を2度通った場合は片道乗車券を打ち切らないとならないため、今回のルートの逆ルートは片道乗車券では発行できません。

では「(中)金山→(根)金山」の乗車券は発行できないのかというと、できるにはできます。しかしそのためには、同じ駅を2度通らず、かつ「名古屋市内から一度出て、また入り直す」というルートにする必要があります。

例えば以下のルートにすれば、「(中)金山→(根)金山」の乗車券は発行できます。しかし(他のルートであったとしても)旅程でどうしても北陸新幹線を経由しないとならないため、旅程は今回のものよりもかなり長くなります。
ルートは (中)金山→多治見→美濃太田→岐阜→名古屋→(東海道新幹線)→米原→敦賀→金沢→(北陸新幹線)→大宮→…(略)…→(根)金山、となります。「新幹線の特例」の例外条件で示した通り、「岐阜→名古屋→(東海道新幹線)→米原」と乗車することは、「経路中に同じ駅を2度通らない」ことに違反しません。

(中)金山→(根)金山の乗車券を買う場合の経路の一例←(中)金山→(根)金山の乗車券を買う場合の経路の一例


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