2020.11.29〜 #重複乗車禁止で名鉄完乗
概要
名鉄全線を乗り尽くすだけなら「何とか1日でできる」くらいとのことですが、単に乗り尽くすだけだと面白くないと思い、「同じ区間を2度乗れない」という条件を付けました。
例えば中部国際空港駅に名鉄で着いたなら、ここは名鉄としては行き止まりの駅であるため、そこから出るのはバスなどを使わないとならないのです。
実際には4日に分割して実施しました。
ルール
- 旅程中で、名鉄の同じ区間を2回乗るのを不可とする。
- 実際に実施した日程は連続していませんが、一度旅程を中断した場合は、再開する際は必ずその駅に戻ることとしています(その戻るまでの移動においては、乗車が重複している場合もあります)。
- 始点と終点の駅は揃える。(今回は神宮前発着で実施したが、どの駅発着であっても可能ではある)
- 「始点と終点の駅は揃える」という条件を付けるかどうかで若干違いはありますが、旅程を組むときの考え方はほとんど同じです。ただ「始点と終点の駅は揃える」という条件のほうが厳しくなります。
- 利用できる交通機関は鉄道・路線バスに限る。極力、名鉄に並行するだけの路線は利用しない。
- 駅やバス停の間の徒歩は2km程度までは認める。ただし、名鉄線に並行した区間を歩くのは不可。
旅行記
- 第1回(2020.11.29実施)
- 経路の概要:神宮前→中部国際空港→内海→河和→太田川→神宮前
- 第2回(2020.12.13実施)
- 経路の概要:神宮前→玉ノ井→笠松→新羽島→尾張瀬戸→高蔵寺
- 第3回(2020.12.15実施)
- 経路の概要:高蔵寺→土岐市→御嵩→東枇杷島→弥富→名鉄一宮→上飯田
- 第4回(2021.01.04実施)
- 経路の概要:上飯田→猿投→碧南→新安城→蒲郡→国府→豊橋→神宮前
経路図
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実施日ごとの移動区間については上記の一覧、詳細な移動手段についてはそれぞれの日のページをご覧ください。
経路の設計方法
「始点と終点の駅は揃える」条件の場合、以下の方法で考えればよいです。
- 名鉄の路線が出ている本数が奇数本(名鉄の場合は1方向か3方向のみ。5方向以上はないので)である駅をすべて集める。
- それらの駅で、名鉄を使わないで移動しやすそうな駅を2つずつ組み合わせて結び合わせる。
なぜなら、ある駅から出ている路線の本数が偶数本であれば、「その駅に入って出る」ことが問題なくできるものの、奇数本であればそこで別の手段を使わないと「その駅に入って出る」ことができなくなるためです(グラフ理論でいうところの「オイラー路」)。
「始点と終点の駅は揃えなくてもよい」条件の場合、「移動しやすそうな駅を2つずつ組み合わせて結び合わせる」という処理を、2つの駅を除いて行えばよいです。この場合、除外された2つの駅を旅程の起終点とすることになります。
補足
以前に「名古屋市営地下鉄を最小距離の乗車で「乗りつくして出発駅に戻る」」という企画をやったのですが、これと考え方は似ています。「どの駅も通る回数を偶数回にするよう移動方法を考える」というのは一緒です。
ただ上記の名古屋市営地下鉄完乗の場合は名古屋市営地下鉄の路線網だけで乗車方法を考えればよいのに対し、今回の名鉄完乗の場合は「駅と駅の間の移動手段があるか否かを、バス会社のサイトや市町村のサイトで確認する」という準備が必要で、全く別の大変さがありました。
- 企画全体について:2020.11.29〜 #重複乗車禁止で名鉄完乗(このページ)
- 第1回(2020.11.29実施)
- 第2回(2020.12.13実施)
- 第3回(2020.12.15実施)
- 第4回(2021.01.04実施)